戦没者の方々に思いを寄せて

2025年7月19日

今年は戦後80年、改めて戦争について深く考えさせられます。毎年、この時期に「名古屋陸軍墓地清掃及び英霊参拝行事」が愛知県郷友会の皆様の主催で開催されます。今年も参加させていただきました。今年は猛暑のため、朝8時より清掃が行われ、清掃後は英霊参拝行事が行われました。参拝に必要なお花やお水、また休憩時のお茶等は、郷友会の皆様がきちんと準備してくだいます。

 

私はまずお花の準備を手伝いました。毎年、ご指導してくださる女性の方がおみえになり、「昨年もみえてたね。今年もお願いします。」と声をかけてくださいました。菊のお花が白・黄色・紫と三色用意してあり、それを束ねる作業です。紫1本・白と黄色は2本ずつで、見栄え良く配置をして長さをカットして、輪ゴムでとめる作業です。次から次へと作った花束をバケツに入れていきました。

 

郷友会・隊友会等の方々、自衛隊有志の皆様、ご家族の皆様も参加され、墓地清掃が進んでいきます。小さなお子さんも一生懸命手伝っていました。私は作った花束を墓前の花入れに置いていきました。その数はとても多く、全てのお墓には行き渡りませんが、あるだけのお花をお供えして歩きました。1時間ほどで清掃活動を終え、休憩のあと、英霊参拝行事が行われました。

 

ご英霊に対し黙とう、献花を行いました。清掃に参加されたお子さんたちも献花に参加されていました。来賓挨拶で次のように話しました。「私の父は予科練で訓練を受けましたが、乗る飛行機がなく生きて帰ってきました。だから自分は生まれたのです。命は奇跡です。生きている幸せを、子どもたちや孫たちに伝えていくこと、平和に感謝することを伝えていきます。」とお話しました。